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箱庭にようなダンボール式生ごみ堆肥化

4月10日(金) 晴 暖かく過ごしやすい一日 大気中の湿度は極端に少なくなっている

生ごみを処理するために覆いを外すと中に挿した温度計は61℃を示している。
この小さなダンボールのなかで微生物が働き増殖して活発に生ごみを分解する。
姿こそ見えないが彼らの働きは素晴らしい。
箱庭にようなダンボール式生ごみ堆肥化_f0131768_9255699.jpg


自然界の営みをダンボールの中へ取り込んだだけだが・・・・
昔から農家では秋の錦の紅葉を愛でた後に地面一杯に積もる落ち葉を集め、自ら田や畑で作った米を精米してでる糠を利用したものだった。
集めた落ち葉を囲いにためて米糠と水を撒き更に落ち葉を積み上げる作業をしていた。
これは田畑の土作りの基本だったことだろう。
その落ち葉の踏み固めた中に畑で採れた野菜クズを放り込むとこれも分解して消えてなくなる。

昔はこのサイクルを脈々と続けてきたことだろう。
この大地の営みをダンボールにそっくり移したようなものだ。
今日のように大気が乾燥してくると、ダンボールの中も乾いて中の基材(腐葉土と米糠を混ぜたもの → やがては堆肥となる)とダンボールの間に隙間が出来ていた。
箱庭にようなダンボール式生ごみ堆肥化_f0131768_9345871.jpg


500cc以上の水を撒き撹拌して水分を全体に回す。
更に水を加えて基材がしっとりするまで底から掘り返した。
中央に生ごみを入れる穴を掘っても周りから崩れてこないほど湿り気が保たれたようだ。
箱庭にようなダンボール式生ごみ堆肥化_f0131768_938839.jpg


ここへ生ごみを入れる。
今日は平均的な600g程度の生ごみになっている。
卵の殻と野菜クズ、それに焼き魚の骨と頭が入った。
箱庭にようなダンボール式生ごみ堆肥化_f0131768_9383357.jpg


生ごみ全体に基材を混ぜ合わして更に米糠を入れて撹拌する。
周りから覆うように生ごみを中に埋め込んで作業を終わりにした。
覆いを掛ける前に温度計を差し込むと20℃を示していた。



by garbageeater | 2009-04-11 09:43 | 生ごみ堆肥“さくらちゃん”の日

東信州「たてしなエコ・クラブ」の主旨は自然豊かな立科町を次世代に残せるよう、温暖化防止などさまざまな活動を行いエコタウン作りを目指す。
by garbageeater
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